■第ニ章 実験方法

[装置・器具・薬品]
1. カロリーメータ(熱量計、銅容器の外側が発泡スチロールで覆われていて、熱を逃がさないようになっています。)

2. 温度計(ベックマン温度計は使用しない。)

3. 電流計、電圧計

[操作]
○ 水当量の測定

図1 水当量の測定における回路の接続

 

上図のように装置をつなぎ、熱量計の中に100mlの蒸留水を入れます。

スイッチを入れ、電流、電圧を約1.5A、4Vに合わせ、スイッチを切ります。

 

温度計の指示が一定になるのを待って、スイッチを入れ、測定を開始します。

30秒毎に温度を、1分毎に電流計、電圧計の値を読み、記録します。

※ 実験中は常にかき混ぜ棒を動かして、攪拌するようにして下さい。

温度計の指示が約2度上昇したらスイッチを切ります。回路を切り離して熱量計内の水を出します。

 

※ 濡れているところはきれいに拭いてください。

○ 希釈熱の測定

 

熱量計内に水をX ml入れ、次にDMFを(100−X)ml入れます。

かき混ぜ棒で攪拌しながら30秒毎に温度を読み、記録します。

※DMFの量を10、25、50、75、90(vol%)と変えて、何回か繰り返して実験します。