☆実験 1☆
中和熱

【目的】
HClとNaOHの中和熱を求める。

【理論】
塩類が溶媒に溶解する時
→周囲と熱の授受発生。
反応体の状態を考える。
[熱的に外部遮断の場合]
・熱容量定数
・熱量変化
この積に比例、変化する。
すなわち
ΔH=W・ΔT
W:水当量
ΔH=熱量変化
ΔT=温度変化
Wが既知なら計算でΔH算出可。

・H+(1mol)
・OH-(1mol)
反応すると
[H+]+[OH-]=H2O+56.4kJ
上式は酸と塩基の中和反応式
この時の反応熱が中和熱である。

ΔH→熱量Qに置換すると
(Qは電気的に与えた熱量)
Q=E・I・S/4.183
(E=I・R)
・I:所要電流[A]
・R:加熱体の抵抗[Ω]
・E:加熱体の端子電圧[V]
・S:電流を流した時間[sec]

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